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『IDF糖尿病ピアリーダー養成マニュアル』を臨床に活かす
森川 浩子
1
,
黒江 ゆり子
2
,
任 和子
3
,
大石 まり子
4
1福井大学医学部看護学科
2岐阜県立看護大学大学院看護学研究科
3京都大学大学院医学研究科人間健康科学系
4大石内科クリニック
pp.71-75
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101444
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IDF(国際糖尿病連合)は,世界規模で先進の糖尿病研究を普及・促進するために,BRIDGES(Bringing Research in Diabetes to Global Environments and Systems)を起ち上げている.BRIDGESの総括責任者は,ピッツバーグ大学糖尿病研究所長であるリンダ・シミネリオが務めている.この度BRIDGESの研究助成を得て,マーシャ・ファネル(ミシガン大学糖尿病研究訓練センター)らによる『IDF糖尿病ピアリーダー養成マニュアル』が,IDFのホームページから2011年12月に配信された1).
IDFは,世界規模で増加する糖尿病患者に対し,ノースカロライナ大学のエドウィン・フィッシャー教授を中心に“Peer Support Around the World”2~3)を展開し,現在20カ国において,さまざまな研究プロジェクトを起ち上げている.ピアサポート活動が拡大するなかで課題となっていたことが,ピアサポートの核となるピアリーダーの役割の明確化と援助能力の向上であった.
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