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特集 糖尿病診療の将来展望 10 Topics
II.合併症はどこまで克服できるか…
動脈硬化を克服する―現状と将来展望
Survive arterial sclerosis:current status and future perspective
藤原 和哉
1,2
,
曽根 博仁
1,2
1筑波大学大学院疾患制御医学専攻
2水戸地域医療教育センター内分泌代謝・糖尿病内科
キーワード:
①心血管疾患
,
②冠動脈疾患
,
③脳卒中
,
④リスクファクター
Keyword:
①心血管疾患
,
②冠動脈疾患
,
③脳卒中
,
④リスクファクター
pp.613-621
発行日 2010年11月15日
Published Date 2010/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101114
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□はじめに
動脈硬化疾患は糖尿病特有の合併症ではないが,糖尿病患者では初期から糖尿病大血管合併症として高頻度に認められ,糖尿病患者の生命予後ならびに生活の質を増悪させている.糖尿病患者は非糖尿病者と比較して,心血管疾患の発症率が数倍以上高く,さらに重症度も高いことが知られる.糖尿病大血管障害を予防するためには,血糖のみならず血清脂質,血圧,生活習慣など多くの因子に対する総合的管理が必要とされてきた.本稿では,糖尿病患者の大血管症の現状と将来展望を概説する.
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