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Introduction to Diabetic Patient Management●糖尿病医療学入門 第9回
「家族のあり方と関わり方」が糖尿病療養に与える影響
Influence of the family system on diabetes management
石井 均
1
1天理よろづ相談所病院内分泌内科
pp.297-302
発行日 2008年5月15日
Published Date 2008/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100817
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1999年度のミス・アメリカに選ばれたニコール・ジョンソン(Nichole Johnson)さんは1型糖尿病を持っている.発病したのは19歳のときであった.そのとき彼女は大学2回生であり,ミス・アメリカのバージニア州代表コンテストに応募していた.そんな彼女を1型糖尿病が襲った.彼女はコンテストを断念し,糖尿病治療に専念することにした.しかしながら,彼女のこころを占拠し続けたのは,「なぜ私が糖尿病に」という気持ちであった.
それが数年続いた後,再び彼女にもう一度やってみようという気持ちが起こった.一念発起して1999年にはついにミス・アメリカとなった.その後,彼女は世界中を回って1型糖尿病治療の啓蒙と支援の仕事をしている(Box 1).
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