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特集 特定健診・特定保健指導で行動変容を成功させる
運動・身体活動を増やす
Increasing of exercise, physical activity
木村 穣
1
1関西医科大学健康科学センター
キーワード:
①行動変容
,
②セルフモニタリング
,
③自己効力感
,
④フィットネスネットワーク
,
⑤遠隔運動指導
Keyword:
①行動変容
,
②セルフモニタリング
,
③自己効力感
,
④フィットネスネットワーク
,
⑤遠隔運動指導
pp.63-66
発行日 2008年1月15日
Published Date 2008/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100761
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行動変容に成功するポイント
●生活習慣病,メタボリックシンドロームへの行動変容を用いた介入には的確なステージ分類と行動目標の設定が基本となる.したがって,ステージ分類から行動目標,自己効力感まで個々の評価が必要となる1).
●同時に予防医学領域での保健指導となると当然多人数が対象となる(Tips 1).この個人対応かつ多人数という相反する命題を解決する方法が現代テクノロジーのIT(Information Technology)である.すなわち,個人への対応,データ処理,解析を瞬時に大量に処理するには人間の対面方式では時間,コスト,マンパワーのうえで不可能に近い.
●したがってこれからの保健指導は,いかに現在まで蓄積された行動変容のノウハウをITベースの非対面システムに落とし込み,かつ個別性を引き出すかにかかっている.
本稿では,この行動医学とITとの融合についても可能な範囲で紙面を割き現況につき報告する.
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