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糖尿病治療ガイドラインの利用のしかたの実態調査―本誌2巻4号でのアンケート:「糖尿病治療に関するガイドラインについての調査のお願い」の報告とお礼
石井 均
1
,
内潟 安子
2
,
𠮷岡 成人
3
1天理よろづ相談所病院内分泌内科
2東京女子医科大学糖尿病センター
3北海道大学医学部研究科病態内科学講座・第二内科
pp.85-91
発行日 2005年1月15日
Published Date 2005/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100631
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「糖尿病診療マスター」2巻4号(2004年7月号)で「診療ガイドラインをマスターする」というタイトルで特集を行った.その際,読者の先生方が実際にどのようにガイドラインを利用しておられるのかに関するアンケート調査をお願いしたところ,全国から63名の先生方の回答が得られた.回答者の年齢は40歳代をピークに30歳代から70歳代までほぼ均等に分布していた.今回,その回答についての集計結果を報告する.なお質問項目はBox 1のとおりである.
□認知度と参考指標
血糖,脂質,血圧ガイドラインの各ガイドラインについて,ほぼ全員の先生方が「知っていた」と回答され,治療ガイドラインについての認知度は高いことが判明した.最も参考とする指標については,血糖に関してはHbA1C,脂質に関してはLDLコレステロール,血圧については収縮期および拡張期の両者という回答が最も多かった.
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