JARM NEWS【Topics】
ガイドライン利用状況に関するアンケート調査結果報告
日本リハビリテーション医学会診療ガイドライン委員会
pp.93-96
発行日 2020年1月17日
Published Date 2020/1/17
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はじめに
診療ガイドラインは,「診療上の重要度の高い医療行為について,エビデンスのシステマティックレビューとその総体評価,益と害のバランスなどを考量して,患者と医療者の意思決定を支援するために最適と考えられる推奨を提示する文書」(福井次矢・山口直人監修『Minds診療ガイドライン作成の手引き2014』医学書院)と定義されている.臨床現場においては標準的な医療を提供するための目安として利用されるが,強制力のあるものではなく,個々の患者の状況に合わせて判断を行う必要がある.
日本リハビリテーション医学会においては,今までにも多くのガイドライン作成にかかわってきた.今回,将来的なガイドライン作成のための基礎的資料とするために,リハビリテーション科専門医が既存のガイドラインをどの程度利用しているのか,また,どのようなガイドラインを希望するのか,などについてアンケート調査を実施したので報告する.
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