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ハーバードの医師づくり―最高の医療はこうして生まれる
内潟 安子
1
1東京医科大学糖尿病センター
pp.373
発行日 2003年5月15日
Published Date 2003/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100570
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日本の医学教育が曲がり角にきていることは周知の事実である.今日幾多の改革の旗手になる論説がある.私にとってのきっかけともなった本は,赤津晴子先生のブラウン大学医学部での医学教育について書いた「アメリカの医学教育」であった(日本評論社刊).当時私はこの本を読んでショックを受けた.その後,ポリクリの学生が来るたびに,この本を紹介した.「日本の医学教育でアップアップ言っていたのではだめだ,アメリカの医学教育を知ってみたまえ」という気持ちからだ.いま,手許にあるこの本は手垢でよごれている.赤津先生も何度もその後日本で講演をしているし,アメリカの医学教育のその後についても書いている.
すると,またアメリカの医学教育の詳細を知ることができる本が出た.メジャーリーグにくわしい李先生の奥さんがハーバードをノックしたのだ.まさしく一流のアメリカの医学教育が明らかにされている.
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