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特集 食育から食事療法2005
小児期に発見される2型糖尿病をどうするか―横浜から―希望を捨てずに患者を信じて援助を継続する
How can we do for children with type 2 diabetes mellitus―from Yokohama
菊池 信行
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター小児科
キーワード:
小児糖尿病
,
食事療法
Keyword:
小児糖尿病
,
食事療法
pp.383-387
発行日 2005年3月15日
Published Date 2005/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100525
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Case 1 (成功例) 共感的な理解を示すことで治療に前向きに取り組めた2型糖尿病と診断された不登校歴を有する14歳女性
家族歴:母方祖母2型糖尿病.両親は小学校教諭.
現病歴:小学校5年時に不登校が出現し,家庭内に引きこもりの状態となる.学校教諭である両親は本人を見守る方針をとり強制して登校させることはなかった.しかし,この間に体重は急激に増加した.自身の決断で中学2年後半より登校を再開しつつあった.中学3年時に学校検尿にて尿糖陽性を指摘され,精査目的にて来院.
初診時身体所見:診断時身長151.1 cm,体重62 kg,BMI 27.2
検査所見:FPG 172 mg/dL,HbA1C 8.1%,抗GAD抗体<0.65(陰性)
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