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アキュチェックインタビュー(Accu-Chek(R) Interview)の使用経験―Stress Coping Inventoryとの比較
Clinical evaluation of ACCU-CHEK Interview by comparison with Lazarus type Stress Coping Inventory
沢 丞
1
,
永末 貴子
2
,
稲富 正治
2
1川崎幸病院内科
2川崎幸クリニック心理相談室
pp.714-715
発行日 2003年11月15日
Published Date 2003/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100517
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- Abstract 文献概要
アキュチェックインタビューによる患者心理面へのアプローチの有用性について,既存の心理テストとの比較を行いながら検討した.
心理学的,あるいは行動科学的治療プログラムの確立は,糖尿病の治療のみならず,糖尿病発症予防にとって重要な位置を占めている1,2),ところが,糖尿病患者診療における心理・社会的要素の実態について検討したDAWN Study3)によれば,約半数の医師が糖尿病患者には心理的な問題があると認識していて,さらに臨床心理士などの専門スタッフに相談できる環境にありながら,患者をほとんど紹介していないことが明らかになった.
アキュチェックインタビューは,糖尿病患者が抱える心理状態や行動変容への準備状態を評価するツールとして開発された4,5).わが国ではロシュ・ダイアグノスティック株式会社からCD-ROMが提供されている.このツールは,患者の心理状態を,医療スタッフ間あるいは患者との間における「共通言語」として比較的容易に抽出することを目的としている.
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