発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006127534
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糖尿病は一生涯,患者自身が治療行動を続け,かつ良好な代謝状態を維持しないと合併症が出るという心理的負担の強い疾患である.治療者としてはどのような心理的負担が患者にあるのかを理解し,負担感情に合わせた支援が望まれる.各治療行動における心理的状態の把握には変化ステージ分類が有用であり,分類することで支援方法も明らかになる.糖尿病患者の心理的支援は,自律性を養うエンパワーメントアプローチが基本となり,治療者との関係性を強める治療同盟の構築が,心理的負担の強い患者に役立つであろう
©Nankodo Co., Ltd., 2006