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特集 インスリン治療のエキスパートになる
10のコツ
インスリン治療の工夫
ステロイド使用患者,免疫抑制薬使用患者におけるインスリンの使い方
Insulin therapy for patients using steroid,tacrolimus(FK 506),or cyclosporine
高池 浩子
1
1東京女子医科大学 糖尿病センター
キーワード:
ステロイド糖尿病
,
プログラフ(R)(FK 506,タクロリムス)
,
移植後糖尿病(post transplantation diabetes mellitus,PTDM)
,
sliding scale
,
アルゴリズム
Keyword:
ステロイド糖尿病
,
プログラフ(R)(FK 506,タクロリムス)
,
移植後糖尿病(post transplantation diabetes mellitus,PTDM)
,
sliding scale
,
アルゴリズム
pp.367-371
発行日 2006年3月15日
Published Date 2006/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100101
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Case 1 他科からのコンサルトを受けた症例:ステロイド内服開始後に血糖コントロールが悪化した2型糖尿病患者
患者:62歳女性.54歳時に2型糖尿病と診断され,ベイスン(R)0.6 mg内服にて血糖コントロールされていた.ANCA関連腎炎に罹患し,プレドニン(R)30 mgの内服を開始されたところ,下表のごとく昼食前から就寝前の血糖値が上昇した.sliding scale(Tips 1)のみのインスリン療法を行うと,昼食前の高血糖を認めるため,各食前の速効型インスリン(R)を開始し,アルゴリズム(Tips 2)にそってインスリン量を増量した.最終的にインスリンは朝R20単位,昼R24単位,夕R20単位使用し血糖コントロール行った.
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