Brush Up! CDE―ワンランク上の糖尿病療養指導
Part 1 Brush Up! CDE
合併症のみかた
著明な視力低下を来した患者はどのような支援を受けられるか
土田 由紀子
1
1東京女子医科大学病院糖尿病センター
pp.200-203
発行日 2006年2月15日
Published Date 2006/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100074
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Case
新生血管緑内障から著明な視力低下を来した患者への支援
33歳女性,HbA1C 9.7%の2型糖尿病患者.
糖尿病網膜症と血管新生緑内障により,硝子体切除術と線維柱帯切除術を繰り返し失明は避けられたが,視力は右0.03,左眼前20 cm指数弁という著明な視力低下を来した.
福田分類は右B2左B4の状態である.
糖尿病の治療は,ノボリン(R)30Rフレックスペン(R)を使用し,朝・夕食前にインスリン自己注射を行っている.
家族構成は夫と小学生の息子との3人暮らし.家事は患者が担っている.
現在,身体障害者手帳の申請を行い,在宅介護申請をしている.
この患者はどのような支援を受けられるだろうか?
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