特集 背骨に目を向けよう
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山崎 伸
,
紺野 慎一
,
徳橋 泰明
,
加藤 義治
pp.448-449
発行日 2000年5月15日
Published Date 2000/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902991
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Q1 側彎が自然に消失することはないのですか.また,コルセットを使用すれば必ず良くなりますか.
A 患者さんの家族からもよく尋ねられる質問です.非構築性側彎(本文参照)であれば,その原因の解消により側彎は消失しますが,構築性側彎の場合は,それ以上進行しないことが最良の結果と考えるべきです.
装具例においても,装着中は当然矯正されていますが,骨成長が終了して装具を除去した半年後には,装着前と同様か,若干進行している例が多いのです.中にはどうしても装具で進行を止められず,手術となる例もあります.装具の目的はあくまで進行防止であって,側彎の解消ではないのです.
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