外来治療のトピックス
内科医のための鼻アレルギー学(その1)―内科医の診断―8つのピットフォール
藤村 聡
1
,
福井 次矢
1
,
榎本 雅夫
2
,
嶽 良博
2
,
芝埜 彰
2
,
硲田 猛真
2
,
斉藤 優子
2
,
十河 英世
2
1京都大学医学部附属病院総合診療部
2日本赤十字社和歌山医療センター耳鼻咽喉科
pp.69-71
発行日 2000年1月15日
Published Date 2000/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902905
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花粉症やダニなどによる通年性の鼻アレルギーは年々増加し,スギ花粉症は国民全体の有病率が15%前後と推定され,いまや「国民病」とさえいわれる.こうした鼻アレルギーの患者は,主として耳鼻咽喉科の外来で治療されることが多かったが,患者の増加に伴い一般内科の外来で治療される例も多くなっている.鼻アレルギーの診断や治療は,内科医でも可能で,特殊な技術は必要としないという意見もある.本稿では,耳鼻咽喉科の視点から,内科医の鼻アレルギー診断のピットフォールを考えてみたい.
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