再評価後の漢方治療入門―もう一度随証治療・13
大建中湯と四逆散(その2)
坂口 佳司
1
1坂口循環器科内科医院
pp.65-68
発行日 2000年1月15日
Published Date 2000/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902904
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四逆散
四逆散は柴胡剤の1つで,小柴胡湯と大柴胡湯の中間ぐらいの病状に対して用いる処方ということになっている.しかし,他の柴胡剤が「湯(煎じ薬)」であるのにもかかわらず,四逆散のみが「散」であり,生薬を細末にして混ぜて服用するという点においても,また効能,効用においても,他の柴胡剤とは異なる点の多い処方である.
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