総合外来
長期間の経腸栄養に伴う貧血と白血球減少症―医原性銅欠乏症に注意
川並 透
1
,
亀田 亘
1
,
丸橋 成次郎
1
,
沼倉 周彦
2
,
加藤 丈夫
3
1山形県立新庄病院内科
2山形県立新庄病院小児科
3山形大学医学部第3内科
pp.216-217
発行日 1998年3月15日
Published Date 1998/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902408
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■高齢人口の増加とともに増え続けている嚥下障害患者を,経管的または胃瘻造設による経腸栄養法で治療することが少なくないが,現行の経腸栄養製剤や栄養食を漫然と使用すると,貧血と白血球減少症を主症状とする銅欠乏症を引き起こすことがある.医原性に発症する銅欠乏症の背景,診断と治療について解説した.
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