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特集 こどもを上手にみるための15カ条
第12条
事故予防を両親に教育するのもプライマリケア医の役目!
Injury Prevention and Control;Role of primary care physician
山中 龍宏
1
1こどもの城小児保健部
pp.984-987
発行日 1996年11月15日
Published Date 1996/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902000
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■0歳を除いた小児の死因の第1位は不慮の事故である.
■不慮の事故は氷山図にたとえられ,小児では,死亡1件に対し,入院は20~130件,外来受診は900~8,300件,家庭で処置したものは10万件,無処置は19万件とされている.
■小児の不慮の事故に対して,「親の責任」,「親の不注意」と指摘しても何ひとつ解決しない.
■不慮の事故は,ヒトに多大な健康被害をもたらす重要な健康問題であると認識し,科学的にアプローチする必要がある.
■重症度,頻度,後遺症発生率が高く,なんらかの解決方法がある事故について優先的に取り組んでいく必要がある.
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