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特集 海外渡航者の診療マニュアル
Q&A
国際保健医療に携わる医師のために
Simple Advice for Medical Doctor to Attend International Health Activity
西垣 克
1
1東京大学医学部国際保健学
pp.532-533
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901849
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わが国の国際社会における責務が増大するにつれて,海外で活動する邦人は増加の一途である.1994年度の外務省の資料によれば,永住者ならびに3カ月以上海外で生活している長期滞在邦人数は69万人と報告されている.また,短期の海外渡航者は1,358万人に及び,これらの人々に対する健康管理や診療活動は日常のものとなってきている.
日本中を揺るがした関西大震災が発生した際に展開された,迅速な国際的協力やボランティア活動から,国内の医療関係者の中にも多くの教訓や課題が残されたと言えよう.国際的な救助活動に接し大いに啓発され今後何らかの形で国際保健医療に携わる契機となった方々もおられるであろう.
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