検査室の便利表・3
正常血液像の変化
寺田 秀夫
1
1昭和大・臨床病理
pp.231
発行日 1970年3月15日
Published Date 1970/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906717
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新生児,小児期,成人では末梢の白血球百分率は大いに異なる.生後3日めまで好中球が圧倒的に多く(約70%),リンパ球は少なく,その後好中球は急速に減少して,生後1か月から1年の間に逆にリンパ球が多くなり,生後3日めまでの比率の逆になる.その後,好中球か漸増し,6年以内に好中球とリンパ球はほぼ同率(約45%)となり,その後成人の値に近づく(好中球55%,リンパ球35%前後).
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