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特集 ショック症状への対応
症状からのアプローチ
繰り返す失神―忘れがちな閉塞性ショック
Repeated Syncope Obstructive shock
山城 清二
1
1佐賀医科大学総合診療部
pp.708-709
発行日 1995年8月15日
Published Date 1995/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901587
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■診察中にショック状態を呈した肺塞栓症
患者 78歳,女性.
3日前,庭で仰向けになって倒れているのを家族が見つけたが,意識があったため家で様子をみていた.その後,食後に座位でいたところ前に倒れていたので救急センターに搬送された.
意識清明,血圧102/60mmHg,脈拍96/分,呼吸数24/分,体温35.7℃.心音で収縮期雑音が聴取されたが,呼吸音,腹部,四肢および神経学的異常所見はなかった.頸動脈怒張もなかった.
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