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特集 生検ガイドライン
Generalistにとっての生検の意義
Implication of the Biopsy to General Physicians
真鍋 俊明
1
1川崎医科大学病理学教室
pp.200-203
発行日 1995年3月15日
Published Date 1995/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901441
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現代医学は病理形態学のうえに築き上げられてきたといっても過言ではあるまい.裏を返せば病理形態,特に組織形態を知ることによって病気の診断をつけることができるわけである.この意味で,病変の組織を採って観察することは,すなわち診断,そして治療へと結びつき大切である.本稿では生検をどのような場面で何を期待してオーダーするのか,検体の処理をどのようにすればよいのかについて記述するとともに,病理医がどのように診断をつけ結果を解釈しているのかを紹介し,そこに存在し得る落とし穴や臨床医と病理医が協力して生検結果を解釈していくことの重要性について述べたい.
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