特集 眼のみかた
Generalistのための眼の診方
櫻井 美晴
1
,
大野 建治
1
1独立行政法人国立病院機構東京医療センター眼科
キーワード:
眼の解剖
,
視力の表記法
,
眼の検査法
,
眼底の診方
Keyword:
眼の解剖
,
視力の表記法
,
眼の検査法
,
眼底の診方
pp.14-17
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100028
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眼の構造と機能(図1)
眼球は直径約24mmの球形をなし,外側から外膜(角膜,強膜),中膜(ぶどう膜:脈絡膜,虹彩,毛様体),内膜(網膜)の3層構造から形成される.眼球内容を占める房水,水晶体,硝子体は中間透光体と呼ばれ,血管のない透明な組織である.眼球付属器(眼窩,結膜,涙器,眼瞼)は眼球の動きを助け,それを保護する.
外眼部は,細隙灯顕微鏡などの眼科器械を用いなくてもある程度の観察は可能である.肉眼でも観察可能な,上下の眼瞼,結膜,角膜,強膜,虹彩の解剖について述べる(図2).
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