総合外来
健康診断とは"病気をつくる"もの(?)
高見 茂人
1
1みさと健和病院内科
pp.634-635
発行日 1994年7月15日
Published Date 1994/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901235
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■人生80年時代を迎えて,成人病の早期発見への関心が高まり,1日人間ドックをはじめ健康診断が盛んである.しかし,「健康人」とは,「正常値」とは何なのか.検査項目数が増えるに従い,「異常値」の出現頻度は高くなる.機械的に,「病気の可能性あり.要精密検査」と判定される.また,画像検査ではオーバーに読影される.受診者は納得のいく十分な説明が受けられないまま,"病気"に悩むことになる.
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