総合外来
離職後鉱夫の塵肺進行例―外来で偶然遭遇する可能性と対策
広瀬 俊雄
1
1仙台錦町診療所・産業医学健診センター
pp.1122-1124
発行日 1993年12月15日
Published Date 1993/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901045
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全国各地の炭鉱や鉱山が閉山する中,多くの元鉱夫が離職し,親戚などを頼り,働いていた町から遠く離れた所で過ごし,具合いが悪くなれば個々の病院,診療所に行くことになる.塵肺の診療経験の乏しい医師が,塵肺の診断をしなくてはならない機会が広く生まれている.1992年の塵肺管理区分で2以上とされた人は28,600人以上に達していることからも,その意義は大きい(J1~J5).
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