Japanese
English
特集 作業関連疾患への対応
症状への対応
難聴
Hearing Loss
調所 廣之
1
1関東労災病院耳鼻咽喉科
pp.528-529
発行日 1993年6月15日
Published Date 1993/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900869
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
■耳鼻咽喉科領域の職業病には以下のものがある.
1)職業性難聴
2)鼻・咽喉頭を含むアレルギー性疾患
3)鼻・咽喉頭を含む炎症性疾患
この内,職業性難聴が圧倒的に多い.しかし,実際には当該領域の機能障害を起こす職業病は多い.
■職業性難聴には以下のものがある.
1)騒音性難聴
2)気圧の変化による難聴(潜水病,航空性中耳炎など)
3)ガスによる上気道炎に併発する中耳炎など
4)有害物質の中毒による難聴(一酸化炭素,水銀,燐,鉛など)
しかし,一般に職業性難聴と呼ばれるものは工場や交通機関の騒音に長期間暴露されて起こる騒音性難聴をいう.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.