レジデントのための Clinical Training
腹部の急性疾患における身体所見のとり方
高野 徹
1
,
真野 敏昭
2
,
松村 聡
3
,
富井 啓介
4
,
木戸 友幸
5
,
伴 信太郎
6
,
小泉 俊三
7
1大阪大学病院臨床検査
2大阪大学第1内科
3大阪鉄道病院消化器内科
4天理よろづ相談所病院呼吸器内科
5国立大阪病院総合内科
6川崎医科大学総合臨床医学
7天理よろづ相談所病院腹部一般外科
pp.476-478
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900853
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症例1
患者 59歳,女性.
約10年前,「近所の人が噂する」などの訴え,拒食,興奮,不安感をきっかけに,精神衰弱の診断名で精神科に何度か入院し,最近も身体の 不調,不眠を訴えて外来通院中の主婦.ウィンタミン,ハルシオンをずっと服用している.1990年12月に右下腹痛あり,他の病院で「盲腸が悪いかも知れない」と言われたが血液検査,超音波検査で異常がなかったとのこと.
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