Japanese
English
特集 内科的治療か外科的治療か
Editorial
「内科的治療か外科的治療か」特集に当たって
Medical Therapy Versus Surgical Therapy
福井 次矢
1
1佐賀医科大学総合診療部
pp.209
発行日 1993年3月15日
Published Date 1993/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900763
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
臨床医にとって,眼前の患者の治療に従来言われている意味での内科的治療か外科的治療かという選択上の悩みに,厳密な意味では内科的とも外科的とも言えない"第3の治療法"がもう1つの選択肢として加わることが,最近ますます多くなってきた.そのような第3の治療法は,それを行う医師がそれまでに行ってきた診療が内科であったのか外科であったのかにより,内科的治療と解釈されたり外科的治療と解釈されるのである.
このような状況をしばしば経験するわれわれにとって,本誌で「内科的治療か外科的治療か」を特集する意義は明らかであるが,ここでは少しその現代的背景・意味といったものについて考えてみよう.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.