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特集 「シマウマ探し」に陥らない―まれな疾患をどこまで追うか
身体所見
やせ(体重減少)
Weight Loss
石沢 晋
1
1新座志木中央総合病院内科
pp.144-146
発行日 1993年2月15日
Published Date 1993/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900743
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■鑑別診断上重要な体重減少は,意図せずにやせた場合であり,体重の減少量が大きく,短期間であるほど重大である.
■鑑別すべき疾患をたくさん言えるのが良医ではない.問題はいかに早く的をしぼれるかである.実際鑑別に注意すべきは,せいぜい2~3疾患である.
■体重減少を来す日常多い疾患は,消化器癌,糖尿病,悩み事,下痢や嘔吐を伴う疾患などである.時にみる疾患としては,バセドウ病,悪性リンパ腫,筋萎縮性側索硬化症,慢性膵炎などがある.
■境界域の検査値を異常所見ととらないことも,「シマウマ探し」を防ぐコツである.
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