Japanese
English
特集 「シマウマ探し」に陥らない―まれな疾患をどこまで追うか
症状
頭痛
Headache
山口 修平
1
1島根医科大学第3内科
pp.126-127
発行日 1993年2月15日
Published Date 1993/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900734
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
■注意深い問診により,頭痛患者の大半の例において診断の推定が可能である.
■頭痛患者の4分の3は慢性に経過する機能性頭痛であり,その3分の2は緊張性頭痛である.
■頭痛患者のうちから脳腫瘍が見つかる可能性は低く,ただちに脳腫瘍を鑑別診断に挙げる必要はない.
■高血圧自体が頭痛に関与することはほとんどなく,特に高血圧性脳症は極めてまれな病態である.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.