今月の主題 「考える」診断学—病歴と診察のEBM
考える診断学の実際
救急編
頭痛
植村 研一
1
1愛知医科大学看護学部
pp.1484-1485
発行日 2000年9月10日
Published Date 2000/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907619
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頭痛は日常の一般診療での代表的好発症状である.頭痛以外に全くほかの症状がなくても生命の危険のある「怖い頭痛」がある一方,CT,MRIを含めて何の検査も診断に役に立たないが生命の危険のない「安全な頭痛」もある.プライマリケアにおける頭痛の鑑別診断に最も役立つのは,診察でも検査でもなく,ポイントをついた病歴聴取のみである.
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