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特集 「シマウマ探し」に陥らない―まれな疾患をどこまで追うか
検査特性と検査前確率
Test Characteristics and Pretest Probability
新保 卓郎
1
1国立東京第二病院総合診療科
pp.117-119
発行日 1993年2月15日
Published Date 1993/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900731
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■検査特性とは検査の感度と特異度を指す.
■検査を施行した後の疾患を有する確率(検査後確率)は感度と特異度,および検査前確率より予想することができる.
■既発表の文献より感度と特異度を読む時の注意点が多数あり,批判的に文献を吟味する必要がある.
■ある疾患が疑われた時,経過観察のみとするか,検査をして確かめるべきかは,検査特性,検査の持つリスク,治療の効果,治療のリスク,検査前確率という要素を総合して判断されるが,閾値接近法によりその理論的背景をとらえることができる.
■検査のリスクのみならず費用(消費資源)も決断のための重要な要素である.
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