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特集 臨床医のコモンセンス・2―内科医に必要な他科知識
整形外科
肩こりと五十肩
Stiff and Painful Shoulder
里宇 明元
1
Meigen Liu
1
1国立療養所東埼玉病院リハビリテーション科
pp.945-947
発行日 1992年11月15日
Published Date 1992/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900621
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・肩こりには筋骨格系に由来するもの,内臓からの関連痛,心因性のものがあり鑑別を要する.
・五十肩は中年以後に多い疼痛性肩関節制動症で,第2肩関節,上腕二頭筋長頭腱,腱板間隙部が発症に関与する(図1).
・発症様式,痛みの性質(運動痛,夜間痛など),ADL (activities of daily living)障害,圧痛点,可動域,筋力低下,筋萎縮,単純X線などをもとに診断する.
・徐痛,可動域の改善,疾病経過の短縮を目的に治療する.3カ月以上の保存療法が無効か,強い夜間痛が持続する時は専門医にコンサルトする.
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