Japanese
English
特集 胸痛の全体像を知る
胸痛のメカニズム―解剖と神経生理
Mechanism of Chest Pain
岡田 道雄
1,2
Michio Okada
1,2
1杏林大学第二内科
2岡田内科医院
pp.658-661
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900523
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・胸痛は日常の診療でしばしば遭遇する訴えの一つである.
・胸痛は胸郭内臓器,胸郭を形成するもの(骨,軟骨,筋肉,腱,靭帯など),胸脊髄などの障害,あるいは胸郭以外からの関連痛などで生じ,その原因は多彩である.
・胸郭には体神経が,胸腔内臓器には自律神経が分布し,痛覚をつかさどっていて,疼痛の性状は両者で大きく異なる(→1).
・したがって,胸痛の原因を診断するためには,これらの解剖と神経生理(解剖とその知覚神経の分布)を理解することが大切である.
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