Japanese
English
特集 腰痛を見分ける
内科疾患による腰痛
Low Back Pain Caused by Internal Organ Diseases
伊藤 慎芳
1
Masayoshi Ito
1
1関東逓信病院消化器内科
pp.670-672
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900213
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ポイント
・腰痛の大部分は筋骨格系由来だが,内科的に重要なものとして悪性腫瘍の浸潤または転移,骨髄腫,大動脈瘤,急性動脈閉塞による,あるいは他疾患の関連痛による腰痛がある.
・腰痛の発症経過や腰痛以外の臨床所見や一般検査所見に手がかりがあることが多いので十分な問診と適切な検査が鍵となる.
・高齢者で,骨転移による腰痛が唯一の症状であるときは,骨粗鬆症や圧迫骨折などと鑑別が難しいことがある.
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