今月の主題 緊急画像トラブルシューティング―内科医のためのPearlとPitfall
内科医が遭遇する軽症外傷
腰痛:危険な腰痛って何?
徳永 日呂伸
1
1福井大学医学部附属病院救急部
pp.624-627
発行日 2011年4月10日
Published Date 2011/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105121
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「腰痛? じゃあ整形外科でしょ」でいい?
腰痛を主訴に医療機関を受診される患者さんはとても多く,救急外来だけでなく一般開業医や診療所などの先生方の外来診療において,いくらでも遭遇する“common disease”の一つといえよう.しかし腰痛というのは言うまでもなく症候名であり,それは単一の疾患や外傷と一対一対応ではなくさまざまな鑑別診断が含まれ,そのなかには命にかかわるような重篤なものも含まれる.ここでは,「腰が痛い」患者さんたちのなかから“危険な腰痛”を見逃さずに診断するための工夫について考えてみる.日々の忙しい診療の現場で実際に役に立つような実践的な内容を心がけてお伝えしたいので,個々の疾患・外傷の詳細については,誌面の都合もあり成書を参照されたい.
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