総合外来
腎不全としての腎血管性高血圧
松山 公彦
1
Kimihiko Matsuyama
1
1みさと健和病院内科
pp.508-509
発行日 1991年8月15日
Published Date 1991/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900158
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腎血管性高血圧(renovascular hvpertension,以下RVH)は,一側または両側の腎動脈主幹部あるいは分岐部の狭窄によって生じる高血圧で約10~40%に腎不全を合併するといわれる.慢性腎不全の中で占める割合は透析導入疾患の頻度では約1%程度にすぎないが,腎機能の推移が急激な変化をとることが多く,その存在を明らかにしておくことは,治療可能な腎不全として重要であると思われる.
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