Clinical Training・5
頭頸部の診察
木戸 友幸
1
Tomoyuki Kido
1
1国立大阪病院内科
pp.510-511
発行日 1991年8月15日
Published Date 1991/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900159
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Q 頭頸部には,脳外科,耳鼻科,眼科,歯科といった専門科がすでに多く存在していますが,この部分を一般的内科医が診察することの意義はどこにあるのでしょうか.
A 患者の心理として,専門医を訪ねるのも大袈裟だし,まずはかかりつけの内科医にみてもらってからということがよくあります.また,まったく他の理由で内科を受診して,たまたま頭頸部に異常所見があるということもあります.ですから,内科医が頭頸部の異常の初診医であることが少なくないのです.一般にプライマリケア医は健康のgatekeeperといわれますが,頭頸部の診察においても,一般内科医はまさにこのgate keeperになるわけです.
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