研修病院ガイド
千葉県救急医療センター
木村 直弘
1
Naohiro Kimura
1
1昭和大学形成外科
pp.429
発行日 1991年7月15日
Published Date 1991/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900134
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研修内容
私は1986年5月より,88年3月までの2年間を同センターの研修医として過ごしました.ここは全国でも数少ない独立型救命救急センターであり,外科,脳外科,整形外科,循環器科,麻酔科の5科の診療を行っており,2年間の初期研修期間中に,全科のローテイトを行うことになっております.
具体的には,最初の1年は麻酔科・集中治療部に配属され,ここで救命救急の初期治療は言うに及ばず,全科の重症患者治療に携わることにより全身管理のすべてを勉強し,並行して麻酔科を習得します.また手技的なことは特殊なものも含め,あらゆることを十分納得するまで練習することができますが,それにも増して第一歩の研修としては人の生命機能を動的に把握し,それを医療がどう制御し,またどこまでが限界であるかということを学べることが何よりのことと思われます.
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