人
兄弟がひとりふえた喜び—千葉県がんセンターの開所を祝して—千葉県がんセンター長 福間誠吾博士
今永 一
1
1愛知がんセンター
pp.18
発行日 1972年12月1日
Published Date 1972/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204847
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30億の巨額と3年の歳月をもって建設されました千葉県がんセンターの開所式が,去る11月1日に行なわれ,私も列席の栄を与えられました.そのさい私は,千葉県がんセンターは愛知県がんセンターのよいところは全部取り入れて,足らないところは補って,理想的に作られていることをみまして,これは,センター長の福間博士が3年間愛知県がんセンターのよいところ,悪いところを知りつくした結果つくり上げられたものだ,と思いました.
福間博士は肺癌外科の権威者で,私は先年愛知県がんセンターの肺癌治療の基礎をつくっていただきたいと思って,千葉大学より無理やりに引っ張ってきたのであります.おかげで,愛知県がんセンターの胸部外科の基礎もかたまり,福間博士のご努力に対して,私はいつも感謝しているのであります.
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