Japanese
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特集 発熱の診療ストラテジー
入院患者の発熱の診かた
Evaluation of fever in hospitalized patients
青木 誠
1
Makoto Aoki
1
1国立東京第二病院総合診療科
pp.146-147
発行日 1991年5月15日
Published Date 1991/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900039
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- Abstract 文献概要
ポイント
・入院患者では生体防御機構の障害を持つ例が多く,発熱の背景要因として重要である.
・入院患者では敗血症は頻度的にも少なくなく,的確な初期対応が救命的意味を持つ.
・高齢者では訴えや身体所見に乏しいが,尿路系,胸部,胆道系の感染症を常に疑う.
・診断困難例では疾患群別に,目的意識を持ち病歴と身体所見の検索を繰り返す.
・病期による所見の変動,検査の限界を知り,経過中の一時期のデータのみで判断をして,鑑別診断の範囲をせばめないように気をつける.
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