特集 帰してはいけない疾患を除外した後の外来診療
JIMで語ろう
【鼎談】帰してはいけない疾患を除外した後の外来診療
藤沼 康樹
1
,
尾藤 誠司
2
,
鈴木 富雄
3,4
1医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
2国立病院機構東京医療センター臨床研修科・臨床疫学研究室
3大阪医科大学地域総合医療科学寄附講座
4大阪医科大学附属病院総合診療科
pp.936-943
発行日 2014年10月15日
Published Date 2014/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414200020
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このところ,『JIM』誌でピットフォール系の特集をすると,特に若い読者から大きな反響があります.「見逃してはいけない!」という視点は,もちろん大事なのですが,一方で,外来診療で圧倒的に多いのは,そうとも言えない患者さんではないかと思います.ところが,帰してはいけない疾患を除外した後については,あまり教育で取り上げられることもなく,対処法に困っている先生方が多いのではないかと思うのです.
今回の特集では,self-limitingな疾患のラベリング,機能性疾患といわれるものへの対処法,そして最後に,よくわからないけれど症状がある状態で長くかかるケースとの付き合い方と,この3つを取り上げました.
この鼎談では,これらをつなぐ見取り図的なものを示せればと思っています.
(企画:藤沼康樹)
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