特集 見える!わかる!できる!プライマリ・ケア手技/処置
【基本検査手技】
KOH直接鏡検法
佐藤 友隆
1
1国立病院機構東京医療センター皮膚科
キーワード:
KOH直接鏡検
,
顕微鏡操作
,
白癬
,
菌様モザイク
,
伝染性軟属腫
Keyword:
KOH直接鏡検
,
顕微鏡操作
,
白癬
,
菌様モザイク
,
伝染性軟属腫
pp.405-409
発行日 2014年5月15日
Published Date 2014/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103203
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
KOH直接鏡検法とは,15~20%KOH溶液で,角層,爪,毛髪など,生体のタンパク質を水解し,その中に存在する真菌の菌要素,虫体,虫卵,細菌,ウイルスの塊状物,さらにはそれらの破壊産物などを直接検出する方法である.本法は迅速かつ簡単で,皮膚科の診療には必須の検査法である.病原体の検索には,発見されやすい病変部位を理解し,十分な検体を採取して,顕微鏡観察のコツを覚えることが肝要である.
本稿ではKOH直接鏡検の簡便な手順について述べる.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.