技術解説
真菌症の検査法—直接鏡検とガラス板培養法
金子 修
1
,
高橋 久
1
1帝京大皮膚科
pp.1046-1052
発行日 1975年10月15日
Published Date 1975/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909116
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真菌検査では,まず臨床症状または病的状態によって真菌症ではないかと疑って初めて真菌検査へと進める.最も簡単な検査方法は水酸化カリウム標本による直接検査である.更に,菌の培養を行い,最後に菌の同定へと進む.したがって,今回は真菌検査法中最も基本的な直接検鏡所見と培養法について,現在行われている方法を紹介するとともに,検査手技上の注意すべき諸点を加えて説明する.
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