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特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
V. 終末期医療の基礎と実際
2. アドバンス・ケア・プランニング
2. アドバンス・ケア・プランニング
Advance care planning
運﨑 愛
1
,
竹下 啓
1
A. Unzaki
1
,
K. Takeshita
1
1東海大学基盤診療学系医療倫理学
キーワード:
アドバンス・ケア・プランニング
,
人生の最終段階
,
医療・ケアの方針決定
Keyword:
アドバンス・ケア・プランニング
,
人生の最終段階
,
医療・ケアの方針決定
pp.650-654
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_650
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要旨
・アドバンス・ケア・プランニング(ACP)について,最近,日本の文化的背景をふまえて「必要に応じて信頼関係のある医療・ケアチーム等の支援を受けながら,本人が現在の健康状態や今後の生き方,さらには今後受けたい医療・ケアについて考え(将来の心づもりをして),家族等と話し合うこと」という定義が提唱されている.
・医療・ケアチームなどは本人の支援を行うという役割を担う.
・本人の意思は変化しうるものであり,医療・ケアの方針についての話し合いは繰り返し行うことが重要である.
・ACPには,将来の重要な方針決定や本人の意思決定能力が低下した場面での方針決定において,本人の意向や価値観を尊重した医療・ケアの方針決定に役立つことが期待されている.
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