米国ホスピタリストの「無知の知」・15
病歴聴取―総合内科の醍醐味
石山 貴章
1
1St. Mary's Health Center, Hospital Medicine Department
pp.782-783
発行日 2013年9月15日
Published Date 2013/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102970
- 有料閲覧
- 文献概要
「“You nearly always get more information using chair than stethoscope.”(ほぼ必ず,聴診器より椅子に座ったほうが,より有効な情報を引き出せる.)」(引用不明)
以前にどこかで目にして,自分の手帳にメモった言葉である(引用が思い出せないのが,誠に残念だが).病歴聴取がいかに診断にとって大切か,これほど的確にひと言で表した言葉を,私は他に知らない.今回は,完全に自己満足ではあるものの,この一文を思い出させる症例に出会ったため,それを紹介したい.無論,自慢話である.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.