特集 不明熱診療最前線―基本アプローチから「横綱級」困難症例まで―
【総論】
不明熱の定義と21世紀の不明熱への基本アプローチ
岸田 直樹
1
1手稲渓仁会病院総合内科/感染症科
キーワード:
不明熱不明症候群
,
横綱級不明熱
,
自作自演の不明熱
,
発熱時薬剤ローテーション法
,
clinicの語源
Keyword:
不明熱不明症候群
,
横綱級不明熱
,
自作自演の不明熱
,
発熱時薬剤ローテーション法
,
clinicの語源
pp.462-465
発行日 2013年6月15日
Published Date 2013/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102871
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ルールとしての不明熱の定義
不明熱の定義が実臨床で生かされていると実感することはあるでしょうか? 不明熱とは,1961年にPetersdorfとBeesonが以下のように定義づけました1).
①38.3℃以上の発熱(複数回)
②少なくとも3週間以上持続する発熱
③1週間の入院精査でも診断不能
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