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『ジェネラリストのための内科外来マニュアル』―金城光代,金城紀与史,岸田直樹(編)
徳田 安春
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1筑波大学附属水戸地域医療教育センター水戸協同病院総合診療科
pp.359
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102826
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最近,ジェネラリスト医師が増えてきている.スペシャリストからジェネラリストへ転向する医師,スペシャリティーを持ちながらジェネラリストとしてのスキルを身につけている医師,ジェネラリスト志向の研修医や医学生など,その人口が爆発的に増えてきている.新規開業の診療所では「総合内科」の看板で開業すると患者に人気が高くなる.病院内でも「総合内科」はもはや尊敬語となっている.
このようななか,ジェネラリスト向けの書籍が最近とても人気がでてきている.救急や入院場面でよく遭遇する問題に焦点を当てた書籍が多い中,ついに総合内科の外来現場にたいへん役に立つ実践的マニュアルが出てきた.本書がそれである.著者は手稲渓仁会病院と沖縄県立中部病院の総合内科スタッフ陣であり,総合内科業界では東と西の大関クラスの病院である.手稲渓仁会病院総合内科のメンバーももともと中部病院の総合内科出身が主体となった発足しているので,兄弟大関と呼んでよい.編著者の両金城氏と岸田氏はもともと手稲渓仁会病院での子弟関係にある.著者メンバーの芹沢氏と西垂水氏も沖縄県立中部病院研修出身であるが,手稲渓仁会病院で両金城氏と同僚であり岸田氏の指導医であった.完成度の高い総合内科医グループが書いた信頼性の高いマニュアルである.
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