特集 チームを動かすコンサルテーション
【コンサルテーションの反省例】
<医師-医師>総合内科外来―総合医から専門医
福島 龍貴
1
1国立病院機構東京医療センター総合内科
キーワード:
患者の利益
,
明確な依頼目的
Keyword:
患者の利益
,
明確な依頼目的
pp.198-200
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102441
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Case
上腹部違和感にて総合内科を受診し,大腸がんと多発肝転移がみつかった1例
患者:59歳,男性.
既往歴:特記事項なし.
現病歴:1カ月前から上腹部違和感とふらつきを感じるようになり総合内科を受診した.各種検査を実施し,大腸がんと多発肝転移の診断となった.手術による根治的治療は困難と考えられたが,若年で日常生活は自立していて,化学療法を試みる意義はあると考えられた.病名と予想される治療方針を患者本人に伝えて,予約を取ったうえで専門医の外来を受診してもらった.しかし,先方での診療に長時間を要し,外来診療が滞ったとの抗議を受けた.
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