特集 痛みで困ったとき
対応に苦慮する痛みの診断と治療
群発頭痛
片多 史明
1
1亀田総合病院神経内科
pp.992-993
発行日 2011年12月15日
Published Date 2011/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102362
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■群発頭痛の診断
眼周囲から前頭部,側頭部にかけて,激しい頭痛が数週間~数カ月の期間,毎日群発する.20~40歳代の男性に多く発症する.表1に群発頭痛の診断基準を示す.
クモ膜下出血,内頸/椎骨動脈解離,髄膜炎,脳腫瘍,帯状疱疹,側頭動脈炎,三叉神経痛,緑内障,急性副鼻腔炎,急性歯髄炎などの鑑別診断を念頭に,病歴聴取,身体診察,検査を行う.
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