特集 EBMアップデート
総論
臨床研究デザインの重要性
竹本 毅
1
1北里大学病院 総合診療部
キーワード:
研究デザイン
,
コホート研究
,
症例-対照研究
,
ランダム化比較試験
,
エビデンスレベル
Keyword:
研究デザイン
,
コホート研究
,
症例-対照研究
,
ランダム化比較試験
,
エビデンスレベル
pp.552-555
発行日 2011年7月15日
Published Date 2011/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102229
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臨床研究とは,健康面で生じるさまざまな事象や疾病を対象に,原因・診断・予後について調査したものであり,ほとんどの臨床研究は,何らかの因果関係を明らかにするために行われる.各々の臨床研究には研究テーマ(research question)が存在し,優れた臨床研究であるほど,テーマが明確で,日常診療に直結したものを扱っている.
臨床研究を構成する要素は,研究テーマのほか,研究を行う背景や意義,研究デザイン,研究対象者,研究で観察する因子(変数),および統計学的事項に細分化される1).このうち,研究を立案するうえでも,医学論文を吟味する際にも,研究デザインが最も重要視され,専門書なども多く出版されている.
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